情弱になりたくない人の為の情報ブログ X

誰も情弱にはなりたくない筈。でも偏った情報インプットや思い込みで知らず知らずのうちに情弱になっているかも?テレビや新聞の報道を鵜呑みにせず、視野を少し広げて別の視点で考える為のヒントを提供

原発ゼロなら電気料金上昇という事実をなぜ野党は言わないのか?

国内でもガソリン価格の上昇が話題になっていますが、海外でもエネルギー価格の高騰が家庭のガス代、電気代の値上がりに繋がっており問題となっています。要因は色々あるのでしょうが、ESG、脱炭素を急ぎすぎて旧来型の二酸化炭素を多く排出するエネルギーの採掘に対する投資を急に削減しすぎたのも一因かと。

政府の頭のいい系の人の発言で「エネルギーミックス」という言葉がたまに出てきますが、国民が生活していくために必要な電力をどういった構成で手当てするのか。理想は太陽光とか風力で全て賄えて、電気代も上がらない事。でも世の中そんな都合の良い事はなく、現時点では地球にやさしいESG系の電力供給はコストが高いですし、石炭よりもESG的と言われるガスへの移行を進めたらガスの値段が一気に上がってしまったというのが今の欧州。米国でも同様で今年の冬の家計の電気・ガス料金は30%上昇するという試算が出ています。

日本人も他人ごとではありません。電気やガスの料金上がっても良いから安全で地球に良いものだけを使う事をひたすら追求していくのか?ちなみに試算の考え方にもよりますが、原発は安価と言われています。今後ゼロからエネルギーミックスを組み立てるのであれば原発は100%選択肢になりませんが、今既に存在してしまっている状況下で突如やめることがベストなのかどうか。今ある原発は使いつつ、場合によってはリプレースもあり、脱炭素は徐々に・・・というのが現実的な解かとは思いますが、勿論公共料金高くても徹底的に脱原発・ESG推進!という意見の人もいるでしょう。日本は民主主義国家なので国として最終的にどうして行くかは選挙で多数決で決めていけば良い話。でも脱原発・ESG推進!でも公共料金上がるのは嫌だ!は成立しないという事は心得た上で自分の意見を決めていきましょう。トレードオフの中で自分としては何に優先順位を置くか。同時に成立しない理想だけを主張していると情弱なお子ちゃまだと認識されて相手にされませんのでね・・・。

野党の中には原発即時ゼロを掲げている党がありますが、電気料金がいくら上がるか試算を示さずに原発ゼロだけ主張というのはあまりに無責任だと思いますよ。